「御祈祷」のこと

わが部落でも年に一度「御祈祷」という行事がある。

里山の奥に小さな鳥居と、ホントに小さな祠があって
ひっそりと鎮守様が祀られている…
そこに神主さんを呼んで祈祷していただくというもの…
部落の五穀豊穣、家内安全、無病息災を祈って…っというものだ。

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最初「ねぎ様を呼んでぇ~」っと聞いたとき
「ねぎ様って何様…?」と思った。
この辺りでは「神主」を「ねぎ様」と呼ぶようだ。

そして毎年持ち回りで担当の屋敷が交代していって
御祈祷が終わったあと、例のごとく飲み会が始まるのです…
このとき、参加する家は必ず料理を一品持って
参加することになっていて
担当の家は飲み物とお吸い物だけ用意すればいい
とはいうものの
家に20人ちかく集まるのだから大変…

今迄3回参加したが、今年が4回目。
そしてその順番が、わが家に回って来た!

こうゆうのがイヤで参加しなくなった家も数件ある…
前の年に不幸があった家も参加しない

年寄り夫婦にとっては数少ない娯楽でもあり…
仕事をしている者にとってはめんどうなものでもあり…
また、独身のやもめには準備がつらいものもあり…
昔から伝わって来た伝統行事ということもある…
なかなかムズカシイのである。

だから今回は七軒。たいてい夫婦での参加だが
なかには孫だの婆様だのが付いて来たりすると大人数となる

恥ずかしい話だが
わが家には20人分の皿やお椀はありません
座布団だって7~8枚だし…テーブルだって…
聞くところによると、この辺りの屋敷にはたいてい揃ってるらしいね…
どうしてかって?
葬式を家でやるところが多いからなんだねぇ…

「うちはどうすんべぇ~」

「集会所から借りてくっぺ~っ!」

「ほだぁ~わざわざ買うこたねぇ~」

「うぢにあっがらぁ~貸してやっつぉい?」

「ほうげぇ~ そうすっかなぁ~」

「ほだぁ~そうしんせぃ~」

仲良しのTちゃんちで借りることに…
ご親切に感謝します。

ああ~忙しい、忙しい!!


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この記事へのコメント

Zainie
2012年03月31日 09:57
いや~、良いね。古き良き時代の名残ですね。わが地方もかなりの田舎なのですが、このような自宅に招待してと言う風習はありませんね。神社を使って似たようなことはあるみたいですが神社の氏子以外は招待されまん。意外と閉鎖的です。昔は、冠婚葬祭すべて自宅でしたもんですがね。時代は変わる・・・
テツの父ちゃん
2012年03月31日 11:43
こういう行事は都会にいたら、なかなか体験できません。
田舎ならではの風習で、正直なところ楽しんでいます。
さぶお
2012年03月31日 22:32
大変そうですね!面倒だけど何かあったら『テツんちが大変だぞい~』って手助けしてくれるのでは!
うちにも20人分の皿なんて無いですよ~!小皿・大皿を集めればあるけど・・
御祈祷・・おそらく何十年・・ずっと昔から地域の人達が手を合わせていたかと思うと感慨深いものがありますね!
テツの父ちゃん
2012年04月02日 12:50
まるで日本昔ばなしに出て来るような内容ですが
田舎はまだまだこういう風習が残っています。
都会からやって来たよそ者を
部落の仲間として受け入れてもらえるのは
とてもうれしいことなのです。

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